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学長ブログ

目が開かれる喜び

2019.03.05

伝えたいことが伝わらない
 教師なら、何度も体険することであるが、教えたことが伝わっていない!
「先生言ったでしょ!」と口を荒げたくなるが、 「伝わったことが伝えたこと」なのである。 自分の説明の仕方を反省する。
伝えたいことが全部伝わることはない。7割か、3割か。なぜ伝えたいことが伝わらない?

お互いが我田引水
 人の言うことを理解しようとするとき、人は自分の知っている 「~のようなこと」として、自分に引きつけて理解する。そこにズレが生じる。同じように教える方も、自分の知っている世界に基づいて、こう言えば分かるはずと思っている。言うなれば、お互い我田引水なのである。二つの世界のズレがなかなか自覚されない。

対話が開く互いの世界
 このズレを埋めるのは対話しかない。相手の理解を正そうとし、その過程で自分の理解も正される。
様々な聞き違い、取り違いがある。一筋縄では行かない。
 異なる意見を持つ人との対話は、やっかいでもあるが喜びにもなる。やっかいと思えば人付き合いを避けるしかないが、 自分の世界を広げてくれると思えれば、自分の成長につながる。

発見のある学びは楽しい
 最近読んだノア・ハラリ『サピエンス全史』の中で、人類は狩猟採集から農耕生活に移ることで、人類同士の暴力が生まれ、病気や栄蓑不良に苦しむことになってしまった。さらに人類が小麦を栽培するようになり 「小麦が私たちを家畜化した」 という説明に出会った。なるほどと感心させられた。
 様々な人の「こう思う」世界に出会い、自分の「こう思う」世界を正していくのは、目が開かれる喜びがある。目が開かれるよう、心を相手に開いていたい。

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